ソマプレス

ソマプレスは、長年に渡り北米全域において公共 ・民間の排水処理場における脱水機として、また農業関連および各種工場での固形物濃縮機としても汎用性に富み、かつ最も効果的な脱水・濃縮装置であることが証明されています。

ソマプレスは堅型クリュープレスという極めてユニークで効果的な脱水方式を採用しております。堅型とすることにより、①画期的な省スペースを実現し、②重力脱水効果を最大限に利用可能にしました。また③ろ液排出口を脱水機下部に集中し、極めて衛生的な施設環境も実現可能となりました。
脱水機本体が非常にコンパクトに設計されているため、自動制御盤・凝集剤関連装置・反応槽・汚泥供給ポンプ・配管・歩廊・付帯設備を限られたスペース内に設置することにより各現場に対応したユニットで納入することも可能です。脱水後のケーキは、処理方法に合わせてそのままトラックに直接シュートを通じて放出したり、その他コンベアまたはケーキ搬出用のコンテナに放出することもできます。機構的に非常にシンプルな構造であるソマプレスは、低回転(インバータ制御標準仕様)であるため、夾雑物等によるプレス本体の損傷を最小限に止め、またスクリュー自体に取り付けられたブラシによる自己洗浄がなされるため、スクリーン洗浄用のポンプや配管を必要としません。

ソマプレス導入のアドバンテージ

ソマプレスは脱水機装置を検討する際に最も考慮する2点、①ランニングコストの抑制、②メンテナンスの容易さ、という課題を解決、実現しました。新規施設の計画においても、また既設施設改造・増設においても、ソマプレスを導入することにより下記のような利点を挙げることができます。

  • イニシャルコストの削減
  • メンテナンスコストの削減
  • 設置スペースの大幅削減
  • 一定のケーキの質を確保
  • メンテナンスに要する時間の削減
  • トラックやコンテナへの直接ケーキ搬出
  • トラック/トレーラーへの搭載

脱水のしくみ

ソマプレスは汚泥を脱離液と脱水ケーキに分類します。汚泥は、流入口から注入され、ヘリコイドスクリューによって上部に運ばれていきます。脱離液はスクリーンメッシュを抜けスクリーン外部に流出し、脱水汚泥(汚泥ブロック)はそのまま上部の圧縮部に運ばれ、さらに水分を絞り出します。この圧縮部にある脱水汚泥は、回転しているプラグカッターにより削ぎ取られ、脱水ケーキとしてシュートから放出されます。スクリューの回転速度は、インバーター制御により脱水状態に合わせて調整することが可能になります。

脱水のしくみ

脱水機本体標準仕様

  • 断面図

  • 平面図


脱水機本体標準仕様

型式 A(mm) B(mm) C(mm) D(mm) E(mm) F(mm) G(mm) H(mm) 本体動力 本体重量
PB-6D 1220 510 215 625 1930 210 460 685 2.2kw 159kw
PB-9D

処理能力

型 式 処理量
(㎡/hr) (kgDS/hr)
PB-6D(脱水機仕様) 1.4 〜 3.1 55
PB-9D(脱水機仕様)

※上記は標準的な数値です。汚泥濃度は重要なファクターであり、供給汚泥の濃度・タイプによって処理量は変化します。

パフォーマンス実例

汚泥タイプ 供給汚泥含水率(%) 脱水ケーキ含水率(%)
有機余剰汚泥 98 〜 96 80 〜 78
好気性活性汚泥
嫌気性消化汚泥 99 〜 96 85 以下
家畜飼料汚泥
パルプ汚泥 97 〜 95 72 〜 65
家畜糞尿消化汚泥
ファイバーグラス工場汚泥 90 〜 88 65 〜 55
繊維工場汚泥